2025年日本国際博覧会(略称「大阪・関西万博」)の開催がいよいよ近づくなか、2024年1月13日、京都府亀岡市のガレリアかめおかで行われた亀岡生涯学習市民大学で、「関西万博とこれからの暮らし」をテーマとした講座が開かれました。ゲストとして招かれたのは、科学ジャーナリストであり、京都先端科学大学客員教授の餌取章男先生と、弊社常務取締役の三木。餌取先生はこれまでの万国博覧会を振り返り、三木は関西パビリオンを中心に、大阪・関西万博について講演しました。

 

亀岡生涯学習市民大学は主に亀岡市民を対象に、幅広い学習ニーズや社会の課題に即応するテーマを設定する「市民の、市民による、市民のための市民大学」として、平成元年3月に開学。2023年で35年目を迎えています。今回の講座「関西万博とこれからの暮らし」は、大阪・関西万博への興味関心をもつ幅広い年齢層の受講生が参加しました。

餌取先生は、科学ジャーナリストとして、万博への造詣も深い第一人者として知られています。テレビで科学番組の制作を行った後、科学雑誌「サイエンス」を創刊。17年間編集長を務めました。その後、科学技術館副館長に。江戸川大学教授として教育分野に従事し、産総研、NIMSなどでは技術広報も担当されました。また、1970年の日本万国博覧会(大阪万博)の開催、愛・地球博(2005年日本国際博覧会)では目玉展示のひとつだったマンモス発掘・展示プロジェクトにも大きく関わっています。

講演では、1851年から始まった万国博覧会とは何か、どんな歴史を歩んできたのか、人々に何をもたらしたのかなど、餌取先生が資料を提示しながら解説。まるで当時のその場にいたかのような詳しい説明に、受講者も驚きの表情を見せていました。

 

その後登壇した三木は、大阪・関西万博の概要と、「いのち輝く関西悠久の歴史と現在」をテーマとする関西パビリオンについて紹介。関西各地の魅力を発信する展示や関西各地へのゲートウェイとなることへの期待を熱弁しました。

ネット社会の現代において、WEBサイトやSNS等での発信は有効なプロモーションである一方、今回の亀岡生涯学習市民大学のように、リアルでの講演やイベントも高齢者や子どもにも情報を届けられる手段のひとつ。双方のメリットを最大限に活かしながら、引き続き、弊社は大阪・関西万博と関西パビリオンの成功を支えていきます。

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