2024年10月23日、大阪・関西万博に出展する「関西パビリオン」の建物が完成し、その内覧会に参加してきました。
ペタビットは関西広域連合から業務委託を受け関西・WEBパビリオンの制作・運営に携わっています。
当日は滋賀県の三日月知事、京都府の西脇知事、徳島県の志田副知事とメディアを含む関係者が130人ほど集まりました。
まずは大阪・関西万博の目玉のひとつでもある、大屋根(リング)からの視察です。リングの全長は約2kmで高さは歩道部分(スカイウォーク)で12m、その外側は20mにもなります。このスカイウォークには地上から階段のほか、エスカレーター、エレベーターから上がることもできます。
日本の伝統的な「貫(ぬき)」工法で建てられ、木材には集成材やCLT(床板)などサステナブルな素材を意識されているそうです。
大屋根からはサンセットや全体像を見渡すことができ、国内外のパビリオンも眺められ、植栽が進めば開幕時には緑に溢れた歩道になるそうです。
次に、関西パビリオンの中に入っていきます。
建物は六角形に近い見た目で、中は真ん中を広くとって放射線状に8つのブースに分かれています。
関西パビリオンのテーマは「いのち輝く関西悠久の歴史と現在」。地域に息づく「いのち」と未来へと続く「いのち」の発信、そして関西各地へのゲートウェイとしてそれぞれの府県で展示物や体験が提供されます。
外壁やエントランス内の壁には各府県の象徴的な風景画が描かれるそうなので、今から出来上がりが楽しみです。
【注釈】入口と出口が同じなので、人流を一筆書きに誘導するようです。
建物内の真ん中「大関西広場」と名付けられた上部には360度囲む大スクリーンが設置され、ここには関西の風景や関西の思い出の動画が放映される予定です。そのほか建物に併設された多目的エリアでは自治体や事業者等によるブース出展のほか、物販、試食、ワークショップなどが展開されるそうです。
最後は滋賀県、京都府の知事、徳島県副知事の囲み取材。
各府県の魅力をブースで表現していくとともに、この万博をゲートウェイ(入口)として各府県へと足を運んでもらい、地元の良さや伝統・特色をもっと肌で感じてもらいたいとお話されていました。
大屋根リングはとても大きく、木の温もりが感じられ圧巻でした。リングの一部には光を通す素材の屋根があしらわれ、明るい印象になるそうです。
大阪・関西万博を通して世界の未来を考えるきっかけになればと思います。
関西パビリオンは建物が完成したので、このあと各府県が準備している展示が順次設営されていくそうです。
大阪・関西万博の開幕がますます楽しみになりました!